紫外線とは　～日焼けだけじゃない！知らないと損する紫外線の危険性～

紫外線とは？

紫外線とは、英語でUltraVioletと言い、よく耳にする「UV」とは、この略称です。

太陽からの光は、目に見える「可視光線」と、目に見えない「赤外線・紫外線」に分けられます。

紫外線には種類がある？

紫外線は、波長の長さで３種類に分かれ、それぞれUVA波・UVB波・UVC波に区別されます。
このうち、地球まで到達するのはUVA波とUVB波です。

UVC波については、地上に届くことはないため、直接意識することはありませんが、
UVAとUVBは、私たちの体に「日焼け」をはじめとした様々な影響を及ぼすため、それぞれ解説します。

UVA波

UVA波は長い時間浴び続けた場合、皮膚や眼などの細胞を傷めることになり、お肌への影響が懸念されています。

具体的には、UVAは真皮まで到達し、コラーゲンなどを傷つけるため、「シミ」や「シワ」をつくる原因になっていまうのです。

さらに、UVAは雲や窓ガラスなどを通り抜けてしまうため、注意が必要です。

よく、曇りの場合だと、紫外線がないと思いがちですが、
紫外線のうちの「UVA」はしっかりと降り注いでいるため、紫外線対策が必須です。
同様に、直接日光にあたらなくても、窓ガラスなどを通して発生しているため、こちらも注意が必要です。

UVB波

UVB波は、肌を黒くする、いわゆる「日焼け」の状態を作り出します。

人体に有害とされていて皮膚がんの原因にもなると言われています。

紫外線が強い時期は？

日々の生活で私たちが意識することなく浴びている紫外線は、これからの時期（5月・6月から８月くらいまで）が1年でもっとも強い時期です。

エネルギーの非常に強い紫外線により、メラニン色素が過剰に生成されます。
これがお肌の老化となる、しわ・たるみ・しみ・そばかす等の原因となり、いかに防ぐことが出来るかが分かれ目となるのです。

紫外線は「光老化」の原因

紫外線による本当の肌ダメージは、黒くなることよりも「光老化」といってもよいでしょう。

「光老化」の症状は、シミ・シワ・乾燥など、主に「UVA」が原因となるもので、紫外線を浴びてから、時間差で現れると言われます。

実は、お肌の老化現象は、加齢による肌の衰えよりも、この「光老化」が原因となっている場合のほうが多いということが、最近の研究でわかってきました。

紫外線といえば「夏」というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、光老化の原因となるUVAは、１年中地上に降り注いでいます。
1年を通して、紫外線対策をするのが、美肌を守るコツといえるでしょう。